エンジニアなどIT系採用で求人票を作成する際、こんな悩みはありませんか?
- エンジニアに刺さるポイントが分からない
- 求職者の気持ちが分からずアピールポイントが浮かばない
この悩みを全て解決します!
転職回数10回以上・求人票ライターの経験もある採用ライターが、エンジニアから応募が殺到する求人票の書き方を解説します。
求人票の書き方のコツは1つを意識するだけでも、グッと良い求人票を書けるようになるので、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
IT系・エンジニア採用の求職者の転職理由とその対策
レバテック株式会社のアンケート(2022年9月8日~2022年9月10日に社会人エンジニア300名に実施)によると、転職を決めた理由の1〜3位は以下の通りです。
1位「収入アップのため(42.4%)」
2位「会社や業界の将来性に不安を感じて(22.4%)」
3位「キャリアアップのため(16.5%)」
これらの転職理由を活かして、求人票を作成するコツについて解説します。
理由1:収入アップ
収入アップを理由にする転職者は、自身のスキルや成果に対しての給与などの待遇面が低いことに悩んでいます。
「勤務状況をみて、昇進を決定」などあいまいな書き方ではなく、昇進の具体的な時期や資格など、客観的に判断できる待遇アップの基準をはっきりと示す必要があります。
成果の適正な評価基準を設けて、給与への反映をアピールしましょう。
理由2:将来性への不安
業界の将来性への不安を解決するのは難しいですが、会社の安定性について求人票でアピールすることは可能です。
会社の業績や業界でのシェア率、事業所の戦略など、将来的に安定して働ける客観的な判断材料を積極的にアピールしましょう。
理由3:キャリアアップ
キャリアアップを求める求職者は、現状期待していた仕事や、求めるレベルの仕事につけていないことでしょう。
そこで、求人票には業務内容や求めているスキルなどを、明確に記載します。
またスキルアップ後のキャリアパスについても、個人の特性に合わせて選べるように幅広く用意すると効果的です。
上流工程への参加のチャンスや、未経験者向けの育成・研修計画なども積極的に伝えましょう。
これらの内容以外にも転職先の人間関係は、どの求職者も不安に感じていることが多いので、従業員の声など職場の雰囲気がわかる内容は積極的に記載します。
項目別|【エンジニア採用】求人票の書き方のコツ
1.仕事内容
- キャリアアップできる環境をイメージさせる
上流工程に関する案件の割合を数字で示すと良いでしょう。
- 求めているレベル感は、プロジェクト内容や使用言語を記載して具体的に示す
- 未経験者向けの募集は、以下の2つのポイントを意識する
- 専門用語を使わない・分かるように説明する
- 未経験入社でもキャリアアップできる教育・社内体制を記載する
→特に2については、「先輩が丁寧に教えます」、だけではなく半年ほどのタイムスケジュールで示すとイメージしやすくなります。
<未経験〜独り立ちまでのイメージ一例>
入社1ヶ月目:
研修を1週間受講
2ヶ月目:
社内にて専属の先輩のもとで事務サポート
3〜5ヶ月目:
先輩の指導のもと一人で作業
6ヶ月目:
〇〇のテストに合格後、独り立ち
2.会社情報
- 「高い技術力や、先端技術を積極的に採用」、「大手メーカーとの長年の取引」などをアピール
- 「教育制度に力を入れている」など、キャリアアップの支援体制を未経験者にアピール
3.労働時間
- 月の残業時間や発生頻度、休日出勤の有無について詳しく書く
長時間労働が多い業界のため、詳しく書いて勤務イメージをしてもらいやすくしましょう。
カスタマーエンジニアなど突発的に残業が発生する際は、月に3回程度対応することがあるなど、できるだけ具体的に書くと良いです。
4.給与
- モデル年収を未経験・経験者、年齢別に詳しく記載する
モデルとなる社員の前職の職業などを詳しく書くと、応募者に正確にイメージしてもらいやすくなります。
<モデル年収例>
400万円/入社1年目 25才(前職:営業社員)
500万円/入社3年目 30才(SE歴5年)
5.従業員の声
従業員の声は社内の雰囲気や、キャリアパスをイメージしてもらうためにも非常に重要です。以下のような内容を記載しましょう。
- 入社後のキャリアアップイメージ
- 職場の人間関係・距離感(月に1回はオンライン飲み会をする)
- 未経験からどのように独り立ちできたか
- その他、人数・年齢層・子育て世代・共通の趣味、など
まとめ
まとめると、IT系・エンジニア採用の求職者の転職理由は以下の通りなので、このニーズを踏まえて、仕事内容・会社情報・労働時間・給与・従業員の声を作成することが重要です。
1位「収入アップのため」
2位「会社や業界の将来性に不安を感じて」
3位「キャリアアップのため」
重要なのは、具体的な数字など客観的な判断基準を示してアピールすることです。
また人間関係についてはどの職種でも不安に感じている求職者が多いため、従業員の声などで年齢層などのメンバー属性や、距離感について記載があるとミスマッチを防げます。
他にもこちらのメディアでは、採用担当者のための求人票の書き方や豆知識を発信していく予定ですので、他の記事もチェックして「できる採用担当」を目指しましょう。